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2008-02-20 Wed 21:57
護衛艦と漁船の衝突
こういう事態になると、TVにいろいろな海事に関しての有識者が登場するが、意見はほとんど同じだ。
海上衝突予防法と、安全航行義務違反の話ばかり。
大事な話だが、的を得ていないと思う。
これらの人物が、どれだけ実際に、小型船舶の経験、特に今回のような夜間航行を、経験しているかを知りたい。
img589.jpg
私は、事故原因が、護衛艦側にあるのは当然だが、漁船側に、落ち度が大いにあると思っている。
無くなられた方には申し訳ないが、落ち度は、漁船側に大いにあると思っている。
「漁船の無謀な操船が原因」ではと、思っている。
事故が起こらないためには、まずは、経験のある、船長ならば、海上衝突予防法の前に大きな船を、危ない条件では横切らないのが普通だ。
たとえ自分の船が、保持船側の立場にいても・・・・・早い時期に、権利を施行せず回避しておくことだと思います。

 報道内容
● 事故を起こした漁船の僚船が、まず護衛艦の前を横切っているということ
● 護衛艦側で二分前に、両色灯のグリーンを確認していること
● 一分前に、漁船だと気が付いたこと。
● 護衛艦は10ノット、漁船はそれ以上のスピードがあった。

私も、夜間航行が好きで、よくナイトクルージングに出かけるが、今、報道されている船舶の位置状態に、遭遇することは、結構多いのです。
なみこまちが、同じような状態に遭遇したときは、どうするか??
この護衛艦〔大型船〕の船尾、つまり船尾灯を狙って舵を取ります。
すれ違うまで船尾の後に、なみこまちのバウを向け続けます。
そうすると、絶対に衝突は起こらず、必要以上に航行距離をロスしなくて済むのです。相手の船足が速いほど、こちらの航行ロスが少ないのです。
私は、この漁船も、当初は、そのようにしていたと思います。
ですから、衝突二分前には、護衛艦側から、グリーンの両色灯を目視していたと思います
此処までは、双方とも全く正常だったと思います。
問題は、此処からです。
50メートル以上の船舶は両色灯と前部マスト、後部マストを装備していますから、前方の大型船だと漁船からは判っていたと思いますが、護衛艦に斜め前方から近づくと、実長は、わかりません。
護衛艦の進行方向の二時の方向から船舶が、その船舶の後部を狙って回避しようと近づいてくると、護衛艦のブリッジは中央より前方にありますので、両色灯はグリーンに見えます〔衝突まで二分〕。
仮に、接近の途中まで、漁船がそのように行動を取り、近づくと意外に大きく〔約300メートル〕、僚船が前方にいることも考え、早く追いつこうと、後部を廻るより、前方を横切ろうと、スピードが速い漁船が、そのとき考えたとすると、スロットルを吹かしスピードを上げ、右に転舵することは、十分に考えられます・・・・。そのような漁船は、たびたび見ております・・・。
その時点で、両色灯はそこでレッドに変わります〔衝突まで一分〕。
護衛艦は、そのときから海上衝突予防法で言うグリーンの両色灯を見ていて、急に自分の船が、避航船の立場にさされるのですから、そのときは、どうしょうもありません。
しかし、それでも12メートルの漁船は、十分に回避できるはずです。
12メートルの漁船は馬力もあり、90度方向を変えるのに、100メートルもいりません。
急にスピードを上げれば、スターンは沈み、転舵もしやすいのです。危ないと小型船が、スロットルを下げてしまうと、数メートルで船は行き足がとまり、それからア・スターン〔後進〕を掛ければ、12メートルの小型船ですから70メートルもあれば完全に止まります。
私は、これらを総合して、途中から漁船は船尾通過を止め、急な転舵を、前方を横切れると思い込みやったと思います。
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衝突
お互いの船が近づいたときは、保持船であっても、自船が小型船ならば船尾に舵を取るのが、プロ。特に相手が大型船ならば・・・・
特に夜間では・・・。
今のメディアのように、衝突した時点で、どちらが保持船、避行船かという、机上の話を進めていると、「グリーン ピース」の船が、捕鯨船の操業妨害をするのに、必ずこの保持船の権利を国際上行使できるよう、自船の左に捕鯨船をあてるよう操舵するのと同じです。この場合は、どう解説するのか聞きたい>

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そして、此処での漁船側の誤算は護衛艦の前部マスト灯の位置と、バウまでの距離だと思います。
前部マストからの目算より、護衛艦のバウ〔舳先〕が、思っていたより長かったのではと・・・・。
そう推測すると、今まで報道されていることのつじつまが、全て合います。
漁船のブリッジが早く回収されれば、GPSの航跡を解析できるのですが・・・千メートルの海底ではどうしょうもないですね。

護衛艦の警笛と、不明船舶への投光が、なぜなかったのか、それは衝突一分前までは、接近する船舶の両色灯はグリーンだったので、進路を保持するものと、安心しきっていたと推察します。
しかし、残念なのは、漁船が転舵した時に、護衛艦が汽笛を鳴らさなかったことです。投光もやらなかったことです。
ここで、ワッチをやっていたのか?と、言う事が問題になります・・・。
又、驚くことに海上幕僚長が、「漁船のような小さい船は、レーダーに映らないこともある」と、素人の発言をした事。
荒天では波高で船舶を確認しにくいことは有っても、波高0.5メートルでは、絶対にそのようなことはなく、レーダーの特性から行って、小さい船舶でも、距離が遠いときは大きくレーダー画面に映り、近づくにつれて、大型、小型の船舶に関係なく、小さく写るということを知らないということは、大きな恥ですね〔彼、防衛大学卒ですから・・・ね〕。
誤解や不信感を生みやすい発言は残念です。

メディアの、またまた漁船は弱者=善、護衛艦=悪といった、情感的な報道に、疑問を持ち ヨットマンとして、冷静に自分の経験を踏まえて考えられることを書きました。
                                         異論歓迎です・・・・
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2008-02-07 Thu 18:41
今年の初セーリング
11:00出航 1018hPa 風速20ノット前後 波高1.5m 気温8度 水温8度 
       北西の風 艇速7~8.5ノット
10月に出航して以来。今年初めてのセーリングだ。
副長はマリーナに送迎のみで、買い物に・・・。今日は、シングルハンドだ。
・・・・・・
久しぶりだ。以前ならばこんなにセーリングしないことはなかったが、歳だろうか、それとも他にすることが多く出来すぎたのだろうか????????・・・。
・・・・・・
メインセールにジブは0.5?ポイントリーフぐらい。
ヒール角度20度、ポートタックで、備讃瀬戸本船航路まで行って、Uターンして、帰港。
ほぼ、1時間30分ぐらい・・・。あまり寒くなかったのがありがたかった
DSCN5419.jpg
女木島西1マイル沖をセーリング中
約三ヶ月、〔なみこまち〕に行けども、やっていることは、宴会ばかり。
年が変わっても、新年会と称しての宴会はもう2回やっているが、その時ゲストに
「船底に髭が長く生えているよ」と冷やかされ、
「いゃあ、艇長の頭部の変わりにはやしているんだぁ・・・笑い」と、いつまでも言っておられず、今日の出航となったのです。
一時間半のセーリングで、船底は綺麗さっぱりとなり、もう冷やかされることもないだろう・・笑
又、キャビン夜話・・宴会やるぞぉぉーーー。
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